ゲームは脳力・能力をアップさせる至高のエンターテインメント ――― ゲームをすると馬鹿になるなんて言わせない

ゲームには世間が思いもよらない様々なメリットがあります。 おもしろい・たのしい、それだけじゃない。 ゲームが学びや脳力・能力アップの「ためになる」ことを知ってほしい。 さあ、ここからは「ゲームの時間」です。

カテゴリ:PS Vitaソフト プレイ日記 > <PSV>アイドルデスゲームTV

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過去記事を少しでも簡単に探せるようにまとめ記事を作りました。

カテゴリー別に振り分けています。


※本ブログ内で書いたプレイ日記カテゴリ「<PSV>アイドルデスゲームTV」のリンクのみとなります。
※すべて時系列です。



-評価と感想(1)





-シナリオ関連(6)















-各フロアのチャレンジ(5)













-システム関連(8)




















松山勝弘(まつやままさひろ)
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PS Vitaソフト「アイドルデスゲームTV」の全シナリオをクリアしてみての評価と感想です。
評価はより客観的に、感想はより主観的に。


まずは評価。
ジャンルはアドベンチャーゲーム。
各アイドルグループの中から厳選された7名がライブのセンターポジションを争い、生放送番組で様々な審査チャレンジをこなしていくもの。
最下位だった1名のみが脱落し、残りは次のチャレンジへを最後の1人になるまで続ける。
毎年恒例のこの番組がいつもと違ったのは、脱落者には死のゲーム「デスライブ」を強いられるというもの。

何故こんなゲームが行われるようになったのか。
死を免れる方法はあるのか。
他者を貶めてでも勝ち上がる他ないのかなど、ダークな世界観になるのかと思いきや。
基本的には「本当に死んだなんて信用できない」「やらせに決まっている」のまま進んで行くことや。
デスライブは各キャラごとに内容が決まっていて、ムービーを見るだけであること。
しかもデスライブの方は生放送番組中に行われたにしては、例えば時間的におかしな部分があったり。
100%死に至るゲームをさせている、という設定の割には頭を使うだけで免れる術が普通に存在していたりと興ざめな部分もしばしば。
購入前に期待していた世界観をぶち壊されながら進んで行きます。


シナリオは、各キャラがメインのシナリオ1つずつとまとめに1つの計8つ。
(誰がいくつ目のステージまで残ったか、誰が脱落したかによって、キャラたちのセリフが若干変わることもありますが。)
各キャラには人には言えないようなとんでもない秘密(スキャンダル)があって。
あり得そうでなさそうで、背景設定としては十分に面白いです。
シナリオは、それを全く生かしきれていない出来でした。

各キャラがメインのシナリオでは、それらの背景を早い段階からプレイヤーに全発覚させるようにさらっと扱われますし。
そもそも別のキャラでプレイ中にもいろいろと発覚するので。
各キャラメインのシナリオをプレイする楽しみがほとんどありません。
オチはもっとあっさりしすぎていて。
間で背景を掘り下げる部分も全然ない。
背景が存在する意味や各キャラメインのシナリオを用意した意味がまったくもってわからないほどです。
まとめのシナリオは、これまでの伏線を回収しながら進む「これだけがメインシナリオ」と言わんばかりの内容ですが。
繋がりが弱すぎて面白くありません。

また、例えば簡単なところで「魔法」とか「魔物」とか。
多くのゲームには、説明不可能な超常現象や生命体が存在することが多いですよね。
大抵は現実ではありえないけどゲーム内ではありえてもおかしくない納得のいく説明があります。
暗黙の了解も含めて。
黙っていれば、そもそも気にならないか。
「謎が解明されていないのが気になる…」と大抵は良い意味でもやもやさせるだけで済みますが。
このゲームでは中途半端に理屈づけようと説明してしまっているせいで白けてしまっています。
より簡単に言うと「何それ、しょーもなっ」という感じです。
まさかの大詰め、まとめのシナリオでそういった部分があり。
最後の伏線全回収のシナリオに寄せていたこれまでの希望を簡単に打ち砕かれます。


(↑画像クリックでAmazonのレビューも確認できます)

ゲーム進行がまたいろいろと面倒くさいです。
まずロードが長い点。
ロードの間は、ヒントや各キャラのプロフィールなどが表示されていて。
ゲーム内に登場しないキャラも多く含まれるので最初のうちは助かったり楽しいのですが。
それでもシナリオを2つもクリアする頃には全部見終わるので。
それ以降はロード時間は苦痛にしかなりません。

部屋中を調べ回ったり、他のキャラとスキャンダルを暴きあう「バクロワイヤル」という勝負を仕掛けたりを何度も行うことになりますが。
調べるときや、部屋を移動する扉の開閉などで毎回長いモーションがありますし。
バクロワイヤルでもスキップ不可能な長い演出を毎回見せられます。
ゲーム進行のために最も多く取らないといけないこれらの行動で、最も多くの時間を浪費させられるのはいただけません。


次に勝ち上がるためのチャレンジは計5つ。
そのうち3つは名称を変えただけでほとんど同じものなので、内容は計3つといったところですが。
これ自体は、システムとしてはそこそこ良かったです。
頭を使わないとクリアできないこともあり。
こういった類のアドベンチャーゲームとしては十分ではないかと。
5つのうち3つがほぼ同じものでなければ、この部分は良い評価のみで終われたのですが;;
3つも同じ内容なせいで、しかも最も頭を使わなくても良いものだったせいで、飽きが早かったです。


ここからは感想。
10点満点で点数を付けるなら0。
(人を選ぶと感じたゲームのうち自分には合わなかったゲームは1、普通に面白くないゲームには0を付けます。面白くない方向にも5段階くらいあるので、実質-5~10点の間で付けた点数だとお考えください。)

マイナス方向に点数を付けるなら、-4といったところです。
面白かったのはチャレンジと、一部デスライブのキャラの表情や描写。
チャレンジは評価のところで書いた通り。
3つも同じ内容でなければもう少し楽しめたのに…と。
デスライブの方は「ギャグ」的な意味での面白さであって、ゲームシステムとしての面白さではありませんし。

購入前は、デスライブでは何らかの難易度の高いミニゲームをさせられて。
クリアできれば敗者復活し、脱落したところから再チャレンジできるものではないかと勝手に踏んでいたので。
ただ単に決まった映像を見せられただけの時はものすごくがっかりしました;;


映像を見せるだけならデスライブという要素は必要だったのか。
世界観として必要としているなら、シナリオがもっと凝られていないと納得できませんし。
各キャラの背景も全然掘り下げられていないうえ説明もさらっとしすぎている。
チャレンジは被りの内容が3つもあるという手抜きですし。
ゲーム進行のしやすさも悪い。
何を売りにしているのか、どこを推しているのかが全く見えてこなかった一作でした。
タイトルとか雰囲気で、発売日から酷評が広まるまでの間ある程度だけ釣れれば十分とでも思っているのかと考えてしまったほどです;;

もしどうしても気になってプレイしてみたい方でも。
ものっすごく値段が下がってからにした方が良いのではないかと。


松山勝弘(まつやままさひろ)
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