今回はゲームをすることで発生する「ストレス」について考察します。
「ゲームをしてストレス?」と思われたかもしれません。
普通は好きだからゲームをしているわけで、ゲームをしたらストレスは解消されるものです。
なので本来ゲームには「ストレス解消」というメリットが存在しています。
ですがみなさんにも経験はあるはず。
「何でこんなに運が悪いんだ!」
「あ!間違えてボタンを押してしまった!」
こういう結果が積み重なったとき、イライラしてきませんか?
せっかく好きなゲームをして楽しもうとしているのに逆にストレスが溜まってしまうこの現象。
これはデメリットと捉えられます。
なぜゲームをしてストレスが溜まるのか。
本当にその日のゲームの運が悪いだけでイライラしますか?
ボタンを押し間違えただけでキレますか?
「ストレスが爆発する」のは、ストレスが溜まり続けてその人の許容量を超えたときです。
人のストレスは何もゲームに限ってのことではありませんよね。
日常生活を送っていれば仕事に人間関係にとストレスになりやすいものが多くあります。
つまり、たまたま許容量を超えたその瞬間がゲームだったというだけのことなのです。
ゲームは基本的に「ストレス解消」になる。
ただゲームの「運要素」だけはどうしようもない。
それゆえ、とことん運が悪いときだけ「ストレスが溜まる」「ストレス爆発」というデメリットと化します。
運要素についてはどうしようもないのであれば、対策など立てようがないではないか。
と、実はそうとは言えません。
普通に考えれば、他のことでストレスを溜めないようにすることが最善の策ということになります。
ですがそれだけでは面白くないので他の要素についても考えてみましょう。
例えば先ほどの「ボタンの押し間違え」。
なぜ押し間違えが起きるのか?
集中力を欠いているからです。
なぜ集中力を欠いているのか?
疲れているからです。
じゃあ疲れているときはゲームをしなければ良い。
これで解決しますよね。
それに「疲れている」という状況はそれ自体がもうストレスです。
他の溜まっているストレスだけでなく現在進行形でストレスがたまり続けているのにさらにストレスの要因となり得ることをする。
そんな危険なことをするのがいけないのです。
ただこの場合、「ゲームが基本的にはストレス解消になるのであれば、疲れているというストレスな状況でこそゲームをするべきなのでは?」という疑問があります。
実はこれはリスクとリターンがほぼイコールなんです。
なので「それでもなおゲームをする」という選択肢を選んだ人も間違いとは言えません。
でもどうせなら少しでもリスクを減らしてリターンを増やした方が良い。
まず、「そもそもストレスが大きくなるほど疲れることをしない」ということが考えられます。
ただそれが仕事上のものだったりすると難しいですよね。
ぼくなら好きなゲームがつまらなくなり得る仕事など辞めてしまいますが(そもそも始めませんが)、さすがに自己判断すべき事柄。ぼくからはどうとも言えません。
なら変えやすいところを変えれば良い。
「疲れているときにするゲーム」自体を工夫すれば良いんです。
運が悪かったりボタンを押し間違えるとなぜイライラするのか。
それは「ゲーム内で達成したいこと」があり、誤るとそれが「遠ざかる」からです。
ドラクエなどでは「ここは雑魚モンスターしかいないから早く通り過ぎたいのに何でこんなにエンカウントが頻繁に起きる!」とか。
マリオカートなどでは「障害物のない次の直線に差し掛かってから赤甲羅を使おうとしていたのに間違って今放ってしまった!」とか。
「達成したいこと」が遠ざかるからイラッとするんですよね。
なら例えば「トモダチコレクション」や「どうぶつの森」など、「達成したいこと」が曖昧なゲームを選べ良いわけです。
もちろんこれらでも「左のキャラに話しかけたかったのに近くにいた右のキャラに話しかけてしまった」などのミスは起こり得ます。
ですが、ゲームとしての最終クリアという目標がない分ストレスが軽減されます。
どういうことかと言うと。
先のドラクエなら「ラスボスを倒す」という目標のもと動いているわけですよね。
なのにどうでも良いところで足止めを食らっているから腹立つわけです。
マリオカートなら「レースで1位を取る」などの目標のもと動いています。
だから便利なアイテムを無駄にしてしまったことが怒りに繋がる。
どうぶつの森などではどうでしょうか。
「あー間違えた。めんどくさ。」くらいで終わりそうじゃないですか?
このようにストレスになりにくそうなゲームを選ぶという方法があります。
あとは「ゲームと現実を切り離す」こと。
格闘ゲームなどで敵キャラを嫌いな上司に見立ててハメ技でボコってストレス解消をしようという人がたまにいます。
もしその敵キャラに敗けたならどうしますか?
敗けはせずともちょっとした反撃を受けたら?
「雑魚キャラのくせにこしゃくな!!ムキー!!」
こうなりそうですよね。
ゲームはゲーム。現実は現実です。
ゲームを楽しむためにも、ここはしっかりと区別しておきましょう。
参考になるかどうかはわかりませんが、ぼくにとっては有効な手段がもう一つあります。
それは、「運が悪いと判断したらすぐに他のソフトに切り替える」というものです。
簡単なことなのですが、なぜ参考になるかどうかわからないと言ったのかはすぐにわかると思います。
まずは「同時進行しているゲーム」の存在が必要となります。
ぼくが今やっているゲームはスマホゲームが3つ、3DSソフトが4つです。
明後日の8月27日にはAmazonで予約注文している3DS「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」も届くので合計8になります。
いつもはその日の気分でやるゲームを変えています。
当然のことながらどうしようもなく運が悪いときがある。
運が悪いと判断したらすぐに別のゲームに切り替えるようにしています。
これだけで十分に効果があります。
ただもう少し効果を上げることも可能。
それは、「最初は2つのゲームを同時に起動する」ことです。
「運が良い」「ふつう」「運が悪い」が起きる確率が平等だとすると、「運が悪い」のは3分の1の確率です。
2つのソフトを同時に起動することで、どちらとも「運が悪い」になる確率が9分の1になります。
どちらか片方が「運が良い」または「ふつう」になるのが9分の8です。
つまり、とりあえず2つのゲームを始めて運が悪いなと判断できた方だけ電源を落とす。
もう片方をプレイすれば良いわけです。
これで格段と効果が上がりますね。
9分の1にあたりどちらも運が悪いなら両方を別のゲームと切り替えればさすがにどれかはマシなやつがあります。
この二つを組み合わせることで大きな効果を得られる。
ただし、「同時進行しているゲームが複数存在すること」と「それらのゲームを複数同時に行えること」が必要になります。
後者は例えば、「プレステ4のゲームとWiiUのゲームをまったく一緒にできますか?」ということです。
ぼくはスマホや3DSのゲームなのでどちらも片手ずつ空いていればほとんど可能なゲームばかりです。
そういうわけで参考になるかどうかはわかりませんが、と言いました。
まあ可能性の一つとしてお考えください。
楽しいはずのゲームで逆にストレスが溜まるなんてもったいない話ですよね。
ゲームをするときは現実のしがらみと切り離して、思いっきり楽しみましょう。
松山勝弘(まつやままさひろ)
「ゲームをしてストレス?」と思われたかもしれません。
普通は好きだからゲームをしているわけで、ゲームをしたらストレスは解消されるものです。
なので本来ゲームには「ストレス解消」というメリットが存在しています。
ですがみなさんにも経験はあるはず。
「何でこんなに運が悪いんだ!」
「あ!間違えてボタンを押してしまった!」
こういう結果が積み重なったとき、イライラしてきませんか?
せっかく好きなゲームをして楽しもうとしているのに逆にストレスが溜まってしまうこの現象。
これはデメリットと捉えられます。
なぜゲームをしてストレスが溜まるのか。
本当にその日のゲームの運が悪いだけでイライラしますか?
ボタンを押し間違えただけでキレますか?
「ストレスが爆発する」のは、ストレスが溜まり続けてその人の許容量を超えたときです。
人のストレスは何もゲームに限ってのことではありませんよね。
日常生活を送っていれば仕事に人間関係にとストレスになりやすいものが多くあります。
つまり、たまたま許容量を超えたその瞬間がゲームだったというだけのことなのです。
ゲームは基本的に「ストレス解消」になる。
ただゲームの「運要素」だけはどうしようもない。
それゆえ、とことん運が悪いときだけ「ストレスが溜まる」「ストレス爆発」というデメリットと化します。
運要素についてはどうしようもないのであれば、対策など立てようがないではないか。
と、実はそうとは言えません。
普通に考えれば、他のことでストレスを溜めないようにすることが最善の策ということになります。
ですがそれだけでは面白くないので他の要素についても考えてみましょう。
例えば先ほどの「ボタンの押し間違え」。
なぜ押し間違えが起きるのか?
集中力を欠いているからです。
なぜ集中力を欠いているのか?
疲れているからです。
じゃあ疲れているときはゲームをしなければ良い。
これで解決しますよね。
それに「疲れている」という状況はそれ自体がもうストレスです。
他の溜まっているストレスだけでなく現在進行形でストレスがたまり続けているのにさらにストレスの要因となり得ることをする。
そんな危険なことをするのがいけないのです。
ただこの場合、「ゲームが基本的にはストレス解消になるのであれば、疲れているというストレスな状況でこそゲームをするべきなのでは?」という疑問があります。
実はこれはリスクとリターンがほぼイコールなんです。
なので「それでもなおゲームをする」という選択肢を選んだ人も間違いとは言えません。
でもどうせなら少しでもリスクを減らしてリターンを増やした方が良い。
まず、「そもそもストレスが大きくなるほど疲れることをしない」ということが考えられます。
ただそれが仕事上のものだったりすると難しいですよね。
ぼくなら好きなゲームがつまらなくなり得る仕事など辞めてしまいますが(そもそも始めませんが)、さすがに自己判断すべき事柄。ぼくからはどうとも言えません。
なら変えやすいところを変えれば良い。
「疲れているときにするゲーム」自体を工夫すれば良いんです。
運が悪かったりボタンを押し間違えるとなぜイライラするのか。
それは「ゲーム内で達成したいこと」があり、誤るとそれが「遠ざかる」からです。
ドラクエなどでは「ここは雑魚モンスターしかいないから早く通り過ぎたいのに何でこんなにエンカウントが頻繁に起きる!」とか。
マリオカートなどでは「障害物のない次の直線に差し掛かってから赤甲羅を使おうとしていたのに間違って今放ってしまった!」とか。
「達成したいこと」が遠ざかるからイラッとするんですよね。
なら例えば「トモダチコレクション」や「どうぶつの森」など、「達成したいこと」が曖昧なゲームを選べ良いわけです。
もちろんこれらでも「左のキャラに話しかけたかったのに近くにいた右のキャラに話しかけてしまった」などのミスは起こり得ます。
ですが、ゲームとしての最終クリアという目標がない分ストレスが軽減されます。
どういうことかと言うと。
先のドラクエなら「ラスボスを倒す」という目標のもと動いているわけですよね。
なのにどうでも良いところで足止めを食らっているから腹立つわけです。
マリオカートなら「レースで1位を取る」などの目標のもと動いています。
だから便利なアイテムを無駄にしてしまったことが怒りに繋がる。
どうぶつの森などではどうでしょうか。
「あー間違えた。めんどくさ。」くらいで終わりそうじゃないですか?
このようにストレスになりにくそうなゲームを選ぶという方法があります。
あとは「ゲームと現実を切り離す」こと。
格闘ゲームなどで敵キャラを嫌いな上司に見立ててハメ技でボコってストレス解消をしようという人がたまにいます。
もしその敵キャラに敗けたならどうしますか?
敗けはせずともちょっとした反撃を受けたら?
「雑魚キャラのくせにこしゃくな!!ムキー!!」
こうなりそうですよね。
ゲームはゲーム。現実は現実です。
ゲームを楽しむためにも、ここはしっかりと区別しておきましょう。
参考になるかどうかはわかりませんが、ぼくにとっては有効な手段がもう一つあります。
それは、「運が悪いと判断したらすぐに他のソフトに切り替える」というものです。
簡単なことなのですが、なぜ参考になるかどうかわからないと言ったのかはすぐにわかると思います。
まずは「同時進行しているゲーム」の存在が必要となります。
ぼくが今やっているゲームはスマホゲームが3つ、3DSソフトが4つです。
明後日の8月27日にはAmazonで予約注文している3DS「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」も届くので合計8になります。
いつもはその日の気分でやるゲームを変えています。
当然のことながらどうしようもなく運が悪いときがある。
運が悪いと判断したらすぐに別のゲームに切り替えるようにしています。
これだけで十分に効果があります。
ただもう少し効果を上げることも可能。
それは、「最初は2つのゲームを同時に起動する」ことです。
「運が良い」「ふつう」「運が悪い」が起きる確率が平等だとすると、「運が悪い」のは3分の1の確率です。
2つのソフトを同時に起動することで、どちらとも「運が悪い」になる確率が9分の1になります。
どちらか片方が「運が良い」または「ふつう」になるのが9分の8です。
つまり、とりあえず2つのゲームを始めて運が悪いなと判断できた方だけ電源を落とす。
もう片方をプレイすれば良いわけです。
これで格段と効果が上がりますね。
9分の1にあたりどちらも運が悪いなら両方を別のゲームと切り替えればさすがにどれかはマシなやつがあります。
この二つを組み合わせることで大きな効果を得られる。
ただし、「同時進行しているゲームが複数存在すること」と「それらのゲームを複数同時に行えること」が必要になります。
後者は例えば、「プレステ4のゲームとWiiUのゲームをまったく一緒にできますか?」ということです。
ぼくはスマホや3DSのゲームなのでどちらも片手ずつ空いていればほとんど可能なゲームばかりです。
そういうわけで参考になるかどうかはわかりませんが、と言いました。
まあ可能性の一つとしてお考えください。
楽しいはずのゲームで逆にストレスが溜まるなんてもったいない話ですよね。
ゲームをするときは現実のしがらみと切り離して、思いっきり楽しみましょう。
松山勝弘(まつやままさひろ)