コントロール幻想」とは。

実際には自分ではどうにもできないことに対して、自分で制御でき影響を与えられると信じてしまうことを言います。

一番わかりやすい例はポケモンかな。
特にゲームボーイ時代。
ポケモンをゲットすべくモンスターボールを投げた後、Aボタンを連打してしまうあれ。
連打する理由は「捕まえる確率が上がる」と思っているから、ですよね。
実際には何の影響もないどころか、ボタンに無意味な負担をかけているだけなのですが。
ぼく自身やっていました笑

このように影響を与えられないものに対して自分で制御できるなどと思ってしまうのが「コントロール幻想」です。

ぼくの周りではドラクエでもコントロール幻想がありました。
ある洞窟で「はぐれメタル」が出るフロアにたどり着いたら、そのフロアの階段や扉付近でうろうろするとはぐれメタルの出現確率が高い、などという説が。
そのフロア全体の出現確率は同じなのでどこでエンカウントしても関係ないんですけどね;;
むしろ十字キーを頻繁に交互しなくて済む広い場所でうろうろさせた方が楽です。


現実でも当然ありますよ。
これまでの結果に対して「雨男」だ「晴女」だと言うのは良いとして。
それが今後の天気に影響するなんてことはあり得ないですよね。
それを「自分は雨男だから卒業式は絶対に雨が降る」とか。
「晴女の私を連れて行けば次の日曜日は傘要らず」とか。
100%と思っている人はさすがに少ないにしろ、そうなる確率は高いという幻想を抱いている人なら案外多いんですよ。

「俺がドームまで観に行けば巨人は勝つ!」
「息子を観戦に連れて行った日のガンバ大阪の勝率100%!」
なんて人もいますね。


コントロール幻想自体はそこまで恐いものではありません。
ちょっとした思い込みがあっても、それぞれさほど影響はありませんよね。

困るのは「信じ込み過ぎている場合」です。
自分は晴男だからと本気で傘を持ってこないやつがいて。
雨が降るたびに誰かの傘に入れてもらっていました。
確実に周りの迷惑ですよね;;

平日のナイターに5才くらいの子どもを連れまわす親もいます。
子どもの成長のためには、22時以降は光が遮断された部屋で寝かせるのが成長ホルモンなどの関係上最も良いのですが。
知識の有無が問われることに関してはさておいても、眠たがっている子どもを連れまわすのは酷い話です。


このように、特にジンクス系のコントロール幻想では他者に多大な迷惑をかけることがあります。
いや、「野菜を食べなければ速く走れる」とかなら本人にもですが。
どちらにせよコントロール幻想が行き過ぎた場合は少し厄介になる。

確かに少々のジンクスや思い込みは日常を楽しむために必要なのかもしれませんが。
それが行き過ぎないようにだけ注意してください。





松山勝弘(まつやままさひろ)