ゲームは脳力・能力をアップさせる至高のエンターテインメント ――― ゲームをすると馬鹿になるなんて言わせない

ゲームには世間が思いもよらない様々なメリットがあります。 おもしろい・たのしい、それだけじゃない。 ゲームが学びや脳力・能力アップの「ためになる」ことを知ってほしい。 さあ、ここからは「ゲームの時間」です。

カテゴリ:PS4ソフト プレイ日記 > <PS4>新サクラ大戦

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過去記事を少しでも簡単に探せるようにするためのまとめ記事です。
カテゴリー別に分けています。

※本ブログ内で書いたプレイ日記カテゴリ「<PS4>新サクラ大戦」のリンクのみとなります。
※すべて時系列です。


-ゲーム評価・感想(1)

<PS4>新サクラ大戦 評価と感想


-第1話 新たなる風(6)

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「プレイ開始~大帝国劇場へ」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「劇場の舞台に行く~資料室を訪ねる」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「支配人室へ向かう(公演前)~華撃団大戦について聞く」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「地下格納庫へ行く~初めての出撃へ」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「初めての出撃 ~操作キャラ切替」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「初めての出撃-その2 操作キャラ切替~第1話 完」


-第2話 手のひらほどの倖せ(7)

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「第2話開始~自室に戻る」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「花組、夜のひととき」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「成功への第一歩」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「期待と想い、そして……」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「帝劇内で銀座の情報を集める~すみれに報告する」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「脚本の進み具合を聞きに行く~戦闘パートに入るまで」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「第2話 戦闘パート」


-第3話 平和の祭典(4)

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「第3話開始~ユイに挨拶をしに行く」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「格納庫へ向かう(第3話)~四つ葉のクローバー&カフェ」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「勝つために~出撃まで」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「第3話 戦闘パート」


-第4話 仮面の下(5)

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「第4話開始~大帝国劇場より外に出られるようになるまで」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「銀座大通りで手がかりを探す~帝劇前へ戻り、犯人をつきとめる」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「疑いの影、忍び寄る」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記 「追跡、望月あざみ」

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記・最終回 「第4話 戦闘パート」


-その他プレイ日記(1)

<PS4>新サクラ大戦 プレイ日記・番外編 「第5話以降のブロマイド入手場所一覧」




松山勝弘(まつやままさひろ)
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PS4ソフト「新サクラ大戦」をエンディングまでプレイしてみての評価と感想です。
評価はより客観的に、感想はより主体的に。


まずは評価から。
シリーズ過去作は未プレイなので、プレイしている方やファンの方はどう感じるだろうかという部分は書けません。

ジャンルはアクションRPGで、アドベンチャーパートとバトルパートはほぼ完全に分かれています。


世界観が独特で面白いですね。
大正の時代、蒸気で動くロボット風の機体などが登場するSF、降魔と呼ばれる化け物が敵として出現、拠点は歌劇を公演する劇場、複数の外国からも主要キャラが登場、といろんな要素が詰まっています。
そのどれもが余計ということはなく、すべてがうまく絡み合っているのが驚きでした。

アドベンチャーパートは、特定のシナリオイベントを任意で起こすまでの間だけ自由行動できます。
必須ではないサブイベントがたくさんあり、他にも定期的に内容が更新される本棚の資料を読んだりなど、寄り道できる場所はいくつもありました。
イベントは、基本的にはボイスでセリフが読まれたら勝手に次々と話が進んでいく形で、時々アニメムービーが挟まることも。
通常のイベントでは3Dモデルのキャラが大げさな身振り手振りで動き、セリフとは動きが合っていないため不自然と言えば不自然です。
が、大げさなおかげでキャラの感情やそのシーンの状況がよくわかるという側面もあり、セリフがよく考えられていることやキャラ自体の良さも含めると十分以上に楽しめるのではないかと。
時々アニメムービーが挟まるのも新鮮で、アニメ絵だからこそ表現できるものもしっかりと描かれていました。
歌劇にかけて言うと、どのイベントもまさに「劇的」な内容・表現が多いです。

イベント中は選択肢が出てくることが頻繁にあり、ほとんどの選択肢は制限時間が設けられています。
選んだ選択肢によっては信頼度が上下することも。
あえて制限時間切れにすることで信頼度を上げられる場合もあり、なかなか緊張感があって楽しいです。
ただ、信頼度は各キャラエンドに関わっていたり、戦闘で有利になるなどの影響もある。
そしてすべてのサブイベントは見終えた直後にオートセーブが入るのと、任意セーブポイントは回数が少ない。
これらの仕様は選択肢の緊張感を高めることには成功していますが、すべての選択肢を試してその後のセリフの違いを楽しみたい人や、1周目で全キャラのエンド条件を満たしたい(セーブポイントを途中で分けて全エンドを見る)といった人にとっては最悪。
他にもプレイしたいゲームがたくさんあるから1本のゲームに余計な時間をかけたくない、という方にもまったく向いていません。
後は、一度見たイベントをタイトルメニューから見直すことができないなどといった不満点も。
せっかくイベント内容が面白いのにもったいないです。

シナリオ全体にも、劇的であることが良くも悪くも影響しています。
良い部分としては、一つ一つのシーンには引き込まれることが挙げられる。
悪い部分では、各シーンの繋がりが弱いことがあったり、盛り上げ重視なせいで特定のキャラはその性格(設定)に反した言動を取っている場面が一部あるなど。
また、シナリオは総合的にも凝った内容ではありません。
王道な内容・展開で、外してはいませんが、すごく面白いともならないのではないかと。

シナリオやイベント関連だと、他に書いておくことは、過去作のキャラ(だと思われる)も登場していたことでしょうか。
今作がシリーズ初めての人にとってにとっては、特に付いて行けないということもなく問題はありません。
経験者やファンの方にとっては、知っているキャラが登場して嬉しいという方も当然いるでしょうし、そこから10年の時しか経っていないのにおばさんっぽく表現されている点などが辛く感じるかもです。


バトルパートはアクション戦闘。
こちらは不満点がほとんどです。

基本操作は簡単で、雑魚敵がわらわらいる場所ではまとめて倒せると爽快感もある。
1対1のボス戦などは、相手の動きを見ながらうまく回避しなくてはなどと緊張感もあって多少は楽しめる。
と、良いところとして挙げられるのはこのくらいでしょうか。

頭上に名称が表示されている敵は、こちらの攻撃では簡単にはひるまない。
お互いが同時に攻撃したときや、こちらが攻撃中でも相手がひるんでいなければ、敵の攻撃が優先されこちらがひるまされる(軽くノックバックするような感じです)。
なので単純に連続攻撃を続けることができず、常に敵の動きを把握しつつこまめに回避行動を取らなくてはなりません。

カメラワークが悪く、戦闘中に突然向きが少し動いたりする。
ロックオンがないのもまた辛いです。
同じ敵を攻撃していたいのに、自分の向きや敵が吹っ飛んだ方向によっては明後日の方向を攻撃し続けてしまうこともしばしば。
これが強敵相手で必殺技を使用したときなんかに起こったりしたらイラッとしてしまいます。

必殺技と言えば、シナリオ戦闘中に時々イベントが挟まることがあるのですが、必殺技を放っている途中でも必殺技は中断され、必殺技ゲージも0になってしまう。
ボス戦で、しかも必殺技を出したばかりのときにいきなりイベントが来たら本当に最悪です。

戦闘に参加するキャラは、主人公の他に1人(稀に2人)。
シナリオ戦闘では概ね出撃キャラは自動で決まっています。
キャラごとに攻撃パターンや動きが違い、戦闘中に操作キャラを入れ替えることも可能です。
が、遠距離攻撃キャラを使うときは注意。
味方キャラは自身の近くに寄って来る性質があり、自身の付近に敵がいないと味方は攻撃せず突っ立っているだけでした。
つまり遠距離攻撃キャラは、必殺技を使うときや、宙に浮いていて近接攻撃を当てづらい敵がいるなど、特定の場面以外で操作キャラにすると損するばかりです。

システム的に不満点の多い戦闘だと、各ステージが10分前後(終盤だと15分前後)かかるのも気になります。
床のない場所に見えない壁はなく普通に落下する(落下ダメージはなし)のですが、床が続いているかどうかや次に飛び移れる場所がどこなのかわかりづらい構造もよくある。
そして、敵も落下することがあり復帰には多少の時間がかかるので、全滅させないと先に勧めない場面では敵を極力落下させないように戦うのも面倒くさいです(リザルト画面で戦闘の総合評価にクリア時間が影響する)。


(↑画像クリックでAmazonのレビューも確認できます)

その他をいくつか。
アドベンチャーパートには、いつでもどこにでもショートカットで移動できるといった機能はありません。
が、これはそんなに気にならないと思います。
まず、通常のゲームは要所にショートカット移動できたとしても、そこから特定の人物がいる場所などへは自力で移動しなくてはならない。
このことを考えると、本作はそもそも移動できるフィールドがそれほど広くないため、すべてのサブイベントを見て回ろうとすればショートカット移動せず手前から順番に効率的に回った方がむしろ短い時間で済みそうだったりと、ショートカット移動の必要性を感じませんでした。
ついでに書いておくと、部屋に出入りする際などのロード時間が短いのも嬉しいところです。

収集要素として、ブロマイドを購入したり拾うことができます。
過去作のキャラやシーンが写っているものが51枚とそこそこ多かったのは、シリーズファンとしては嬉しいところでしょう。
ただ、初プレイの身としてはあまり集める気にもならなかったり…;;笑
この過去作のブロマイドはすべて拾っての入手で、物語の区切りごとに3枚ずつ、別の場所に落ちている。
落ちている場所のヒントは本棚の資料などで確認することができ、お宝探しの楽しさはありますが、ヒント内容自体にわかりづらいものも多くむしろ面倒くさく感じるかもしれません。
本作キャラのブロマイドも、ほとんどの入手方法が狙ったキャラのを手に入れられるというものではないため、集める楽しさよりも不満が先行しそうです。
時たまポーズやシーンが好みのものが出てくるとそれはもちろん嬉しいですが。

後は、花札の「こいこい」を遊べることに関して。
本作に登場する固有キャラのほぼ全員と対戦可能なのは嬉しいところ。
ただ、こいこい中のセリフ(ボイス)の種類が少ないのはやや残念でした。
それとルール(最終的な勝利条件)が微妙です。
通常よくあるルールは、数戦やってより文(ポイント)を稼げた方が勝利だとか、先に一定値まで文を稼いだ方が勝利でそれまでは何戦でも行われるだとか。
本作のルールは、お互いにHPのように文を持っていて、一戦終了ごとにこれが削られていき敵のHPを0にできたら勝ちというルールでした。
これの何が問題かと言うと、ほとんどの相手が、こちらより多くのHPを持っていることと、こちらのHPは10文しかないことです。
10文なんて運が良いときは一戦で稼げますし、数戦やってようやく敵のHPを2とか3まで減らしたのにたった一戦運が悪いだけで敗北してしまうということも普通に起こり得ます。
幸い、PSトロフィーを取りたいだけなら、相手のHPは最大20文で済みますが…。
個人的なやり込みのために高難易度(敵のHPが概ね2倍、最大で35文)でも全員に勝利したい場合は、根気といらいらとの勝負になるでしょう;;



ここからは感想。
10点満点で点数をつけるなら5。
(評価点ではなく感想点。目安として、8~10 完全にハマった、5~7 かなり楽しんだ、2~4 概ね楽しんだ、1 自分には合わなかった、0 面白くなかった、です。面白くなかった方向にも5段階ほどあり、実質 -5~10点間でつけた点数とお考えください。)

結構な数の不満点も挙げましたが、ストーリーは悪くないうえ個別のイベントをかなり楽しめているので、個人的には満足できる作品でした。
できれば本作のような調子で作られた次回作もプレイしたいです。
ただ、こいこいやブロマイド収集といったおまけ要素はともかく、戦闘システムやステージは改良してほしいかなと;;笑
せっかく仲間キャラそれぞれで動きなどの特徴がまったく違うのに、あえて操作キャラを変更すべき場面も全然ありませんし。
敵の種類も少なかったので操作自体は終盤では飽きてきます。

あ、サブイベントなどは後で見直せないのも残念ですね。
シナリオイベントは本編プレイ中にメニュー画面から見直せるものもありますが、これもタイトル画面とかで見られるようにしてくれたらなと。
選択肢は直後のセリフなどが大きく変わるので全部確かめたく、そうなるといつでも任意セーブできる仕様が欲しいですし…。
各キャラエンドがあるのに、セーブデータを分けて1周で全員分見ようにも、その分ける地点からクリアまでが結構長いという点も;;
いやほんと、それだけイベントがどれも面白かったからこその不満なのですが。

ともあれ、シリーズファンの方がどう感じるかはわかりませんが、初プレイの身としては結構満足できました。
現行機で過去作もプレイできるようになったりしたら全作品プレイしてみたいと思うほどシリーズ自体にも興味が湧いています(そこはリメイクやPS5に期待です!笑)。


松山勝弘(まつやままさひろ)
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