ゲームは脳力・能力をアップさせる至高のエンターテインメント ――― ゲームをすると馬鹿になるなんて言わせない

ゲームには世間が思いもよらない様々なメリットがあります。 おもしろい・たのしい、それだけじゃない。 ゲームが学びや脳力・能力アップの「ためになる」ことを知ってほしい。 さあ、ここからは「ゲームの時間」です。

カテゴリ:PS4ソフト プレイ日記 > <PS4>DESTINY CONNECT

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過去記事を少しでも簡単に探せるようにするためのまとめ記事です。

※本ブログ内で書いたプレイ日記カテゴリ「<PS4>DESTINY CONNECT」のリンクのみとなります。
※すべて時系列です。


-ゲーム評価・感想(1)

<PS4>ディスティニーコネクト 評価と感想


-本編(14)

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第1章 時の流れを感じた日……」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第2章 時は止まりメカは動きだす」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第3章 探したい人」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第4章 チートシタインという名の博士」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第5章 出会い、第6章 潜入!セイブ・ザ・クイーン」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第7章 チェンジ!」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第8章 たどり着いた先」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第9章 少年の名は……」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第10章 シェリーのパパ」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第11章 魂の逝く先」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第12章 決戦の時」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第13章 系譜」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第14章 魂の行方、第15章 魂の器」

<PS4>ディスティニーコネクト プレイ日記 「第16章 運命のハグルマ、第17章 時の流れは別れを紡ぐ」




松山勝弘(まつやままさひろ)
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PS4ソフト「DESTINY CONNECT」をエンディングまでプレイしてみての評価と感想です。
評価はより客観的に、感想はより主体的に。


まずは評価から。
ジャンルはRPGです。

時間の止まった現代を元に戻すべく、タイムトラベルで時間を越えた世界と行き来する物語。
キャラ絵やグラフィックなどから想像しやすい通り、ちょっとしたディズニーや、アメリカンなアニメの映画のようなシナリオ内容です。
が、これらと比較すると著しく、いえかなり見劣りします。
一つの作品としてまとまってはいますが、盛り上がりどころや心を打つような場面がほとんどない。
要するに、ずっとだらだらしているんです。
良い意味でゆったりとしたペースで展開しているのではなく、ただのだらだらです。
しかも、一番最初の盛り上がりどころと言えるシーンがあったのは物語中盤より後ろの方で、そこに到達するまでプレイヤーをストーリーに引き付けるような工夫も何もなし。
そのため序盤でプレイを止める人が出てもおかしくありません。
また、現代に「異変が起きた」理由はあっても「時間が止まった」ことには説明がついていなかったり、タイムトラベルものでは必ず発生する様々なお決まりの矛盾に関しては都合の良い解釈のみでむしろさらなる矛盾をも生み出していたりする。
細かいことはすべて気にしない、雰囲気だけで十分に楽しめるといった方なら多少は楽しめるでしょうが、シナリオ内容をすごく楽しめるという人はごく少数だと思われます。


戦闘に関して。
面白い要素はありますが、活かせていません。

素早い順に行動が回ってくるコマンド方式で、素早さアップなどの補助効果次第では連続行動もあり得ます。
スキルはレベルアップで習得し、戦闘中に溜まるゲージを消費して発動することができる。
ゲージは最大で300まで溜まり、SP100消費、SP200消費、SP300消費のスキルがそれぞれ4つずつ、全キャラが計12のスキルを使えました。
ひとまず、基本はシンプルですね。

パーティ編成は3枠まで。
物語の要であるロボットのアイザックは固定で、残りの2枠を人間キャラ4人からの選択です。
アイテムを使用できるのは人間キャラのみ。
アイザックは代わりにフォームチェンジをすることができ、防御型、回復型、属性攻撃型など、様々なフォームが計6つ存在します。
戦闘中に何度でもチェンジ可能なので、敵に応じて入れ替えられる、戦略性のある要素となっていました。

が、フォームチェンジが要るような敵はほとんど存在しません。
そのすべてがボス戦で、序盤に至っては攻略方法のヒント(ほとんど答)も戦闘前に教えられる。
そもそも雑魚敵が弱すぎること、敵の種類が少なすぎることも問題でしょう。
もちろん、誰でもクリアまで進める親切設計と言い換えることもできます。
戦闘が苦手な方でもシナリオを最後まで楽しめるように、と。
でもそれは、シナリオ内容が面白ければの話です。
シナリオメインのゲームとして作っていたのであれば、もっともっと凝ってほしいところ。
そしてシナリオは多くの人が楽しめると言えない以上は、戦闘のぬるさは指摘せざるを得ません。
戦闘システム自体が面白ければ難易度はともかくとなる可能性もありますが、基本システム自体は前述した通り、よくあるRPGと同じようなシンプルなものでしたし。

それと、フォームチェンジをする際、毎回ちょっとした演出が入るのも面倒です。
戦闘自体は設定で早送りできますが、この演出はカットできません。
戦闘開始時は必ず基本型からのスタートで、事前に変更しておくこともできませんし。


(↑画像クリックでAmazonのレビューも確認できます)

ダンジョン含むフィールドや街の建物などは、世界観にも合っていて趣のある良い雰囲気でした。
シナリオ進行に沿って同じ場所を何度も行き来することにはなりましたが、それでも何とか飽きない程度にはよくできていたと思います。

そのシナリオの進行ですが、完全に一本道です。
過去と現代とを自由に行き来することなどはできません。
まあ元より自由に行き来できるメリットは全然ありませんが、ある章の過去で宝箱を取り逃したといった場合、このセーブデータでは二度と取りに行くことはできないなど多少のデメリットは存在します。


その他、ロードに関しての不満が少し。
一つは、別のエリアに移動するときなど切り替え時のロード時間がやや長めなこと。

それと戦闘に入る際にはロードがないのに終了時には一瞬のロードが入る。
これは、ロード中にTIPSが表示されるので、ロードが一瞬すぎて読めないことと、ゲーム世界への没入を下手に壊す要因となってしまうという点で若干気になります。


後は、主人公のシェリーのみ衣装変更が可能です。
現代の各地に散らばっている「水硝玉」というアイテムを集めると、それと衣装を交換してくれる。
一度入手した衣装は、自宅にていつでも変更可能というもの。
いろんな衣装があって、好みの見た目のものは必ず見つけられると思います。

と、こちらも良いところのように見えますが、気になる点も3つほど。
まずは水硝玉集めが大変である点。
現代のフィールドで一瞬だけキラっと光った場所を調べることで手に入るのですが、光も一瞬なので見逃しやすいですし、この辺だったかなと調べ回ってもなかなか見つからず、実は少し離れた場所だったーなんて遠近の見間違いも起こり得ます。
もちろん、衣装コンプを目指すのも厳しいです。

もう1点は、シナリオのボリュームが少ないこと。
早い段階から水硝玉をいくつか見つけられれば好きな衣装でプレイする楽しみはあると思いますが、あれだけたくさんの衣装を用意されても、それを楽しむ機会がほとんどありません。

最後に、世界観に合っていない衣装も存在すること。
世界観は売りの一つなのではないかと考えると、わざわざそれを壊しかねない要素を取り入れた理由がよくわからない。



ここからは感想です。
10点満点で点数をつけるなら1。
(評価点ではなく感想点。目安として、8~10 完全にハマった、5~7 かなり楽しんだ、2~4 概ね楽しんだ、1 自分には合わなかった、0 面白くなかった、です。面白くなかった方向にも5段階ほどあり、実質 -5~10点間でつけた点数とお考えください。)

全体的に「完全に面白くない」と言い切れるほどダメな出来だったわけではないのですが、特にシナリオの様々な矛盾が気になりすぎました;;
また、それっぽく話を繋げているだけのように感じ、内容へのこだわりが全然見えません。
場面場面で見ると、このシーンは面白いかなと思えるところも一部はあったのですが、それだけです。
物語のフィナーレでさえ「あーそのまま終わっちゃうのか…」くらいにしか思えませんでした。

戦闘に関しては、RPGでもアクションでもぼく個人が歯応えのある戦闘を好んでいることもあり、この点だけでも残念です。
戦闘が簡単なゲームの中でも好きなゲームはたくさんありますが、それは例えばシナリオがすごく面白かったりと他の部分で十二分に補われているものに限りますし。
アイザックのフォームチェンジといった面白くなり得る要素をまったく活かせていなかったのももったいないですね。


このゲームを、ぼくは誰かにお勧めするようなことはできません。
こういった世界観や雰囲気が好みの人であればあるいは楽しめる可能性もあるかもしれませんが…。
少なくとも、現状の値段に中身が合っていないように感じます。



松山勝弘(まつやままさひろ)
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