ゲームは脳力・能力をアップさせる至高のエンターテインメント ――― ゲームをすると馬鹿になるなんて言わせない

ゲームには世間が思いもよらない様々なメリットがあります。 おもしろい・たのしい、それだけじゃない。 ゲームが学びや脳力・能力アップの「ためになる」ことを知ってほしい。 さあ、ここからは「ゲームの時間」です。

カテゴリ:3DSソフト プレイ日記 > <3DS>ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

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過去記事を少しでも簡単に探せるようにするためのまとめ記事です。
カテゴリー別に振り分けています。

※本ブログ内で書いたプレイ日記カテゴリ「<3DS>ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」のリンクのみとなります。
※すべて時系列です。


-ゲーム評価・感想(1)





-ボス戦・強敵戦(51)









































































































-ダンジョン(23)

















































-クエスト(88)





















<3DS>ドラクエ11 プレイ日記 「クエストNo.9 明日への手紙」





























































































































































-ネルセンの試練(13)





<3DS>ドラクエ11 プレイ日記 「導師の試練 ウラノスの間」























-仲間加入(5)













-システム関連(23)

















































-その他プレイ日記 エンディング前(37)











<3DS>ドラクエ11 プレイ日記 「命の大樹の枝を求めてサマディー王国へ-その1 ~ファーリス杯終了まで」

































































-その他プレイ日記 エンディング後(18)









































松山勝弘(まつやままさひろ)
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3DSソフト「ドラゴンクエスト11 過ぎ去りし時を求めて」を真エンディングまでクリアしてみての評価と感想です。
評価はより客観的に、感想はより主観的に。


まずは評価から。
ジャンルは言わずもがなRPGですね。

シナリオは、非常に優れています。
物語の内容に沿って嬉しいや悲しいの感情がはっきりと芽生えやすく、しっかりロールプレイングさせてくれる内容でした。
また、ちょっとしたことにもきちんと意味があることも多く、あれはそういうことだったのかと驚かされる場面が多々ある。
細かい部分までよく行き届いています。

もちろん、すべてがすべて文句なしの良い出来だったわけではありません。
よく考えると筋が通っていないところや、筋は通っているけどさらっと流しすぎていてもっと盛り上げてほしいところなどもあります。
ですが、総ボリュームや良いところに比べて微々たるもの。
総合満足度には若干の影響しか及ぼさないのではないかと。


戦闘は、最も単純なターン制コマンド式。
難易度は並です。
ゲーム内での誘導に従って物語を進行させていったところ、間のボス戦で事前のレベル上げが必要だった場面は一度もありませんでした。
でも無防備で挑んでも勝てるほど甘い相手もほとんどおらず。
物語の進行を邪魔しない程度に、歯応えをしっかりと感じられる絶妙な戦闘バランスだと言えます。

ただ、シナリオのボリュームに対しては見事な調整だとは思いますが、物足りなく感じる方も少なからず出てくることでしょう。
せめてシナリオとは関係のない、クリア後のやり込み要素などでものすごく強い敵が数体いても良かった。

魔物を囲んだり魔物に囲まれたり、何度もダメージを喰らうと「ゾーン」に入り能力が強化されたり、ゾーンでしか使えない仲間との「れんけい技」にはちょっとした演出があったりと、雑魚戦一つ一つを楽しめる期間は長くもちます。
でもこちらはシナリオボリュームとの相性が悪い。
設定変更で演出を飛ばせるようにできたら、序盤からは中盤までは戦闘も楽しみつつ、終盤はシナリオにもっとのめり込められたのになと。
(設定で戦闘速度は上げられますが、それでも。)


(↑画像クリックでAmazonのレビューも確認できます)

フィールドは、一つ一つのマップは広くなく、物語の進行をメインに考えるならちょうど良いくらいでした。
地域ごとの特徴もしっかりと出ているため冒険をしているという雰囲気も損なわれていません。
ダンジョン構造も易しめだったのもシナリオメインでは合っていますが、個人的には頭を使うという意味での難しいダンジョンと迷路的な難しいダンジョンがそれぞれ一つずつくらいあっても嬉しかったです。

難点はカメラワークでしょうか。
町中などの建物付近は仕方ないとして、坂道や木々が生い茂っている場所などで見づらい場所がいくらかありました。
それと、今作3DS版では3D表示と2D表示(ドット絵)を切り替えられるためか、建物に入ったり出たり宿に泊まったりするたびにカメラの向きがある特定の向きに変えられることがあります。
それも「すべて北向き」などと決まっていれば良いのですが、ある建物に入るときは北東を向いていて出る時は西、違う建物のベッドで休んだら南西、などとバラバラなんです;;
何度も入る施設なら向きを覚えるから良いんですけど、民家なんて多くても3~4回くらいしか入らないので;;


最後に、3DS版特有のすれちがい要素に関して。
「ヨッチ村」という現実とは時の流れが違う世界。
ここに、ドラクエ11とは違う世界(ドラクエ1~10の世界)での出来事が記された冒険の書があります。
この冒険の書が何者かの手によって傷つけられてしまう。
傷つけられたことによって、その世界では本来起こらなかったことが起きてしまう。
その世界の勇者たちにとって絶対に取らないといけないアイテムを取れなくなったり、と。
こういった冒険の書の世界の異変がよろしくないため、それを元に戻す手伝いをするというものです。

でも各冒険の書の世界に入るためには専用の合言葉がそれぞれ一つずつ必要で、それは「時渡りの迷宮」というダンジョン内にあります。
主人公たちはこの迷宮には入れず、迷宮に入れるのは「ヨッチ族」のみ。
そのためまずは迷宮に送り込む(手伝ってくれる)ヨッチ族を集めないといけません。
フィールドの至るところにいるヨッチ族の戦士を片っ端から仲間にします。

3DSの「すれちがい通信」でもヨッチ族を集めることができる。
でもすれちがい通信はヨッチ族を集めるため手段の一つなだけなので、すれちがいを多くできる環境にいる人ほど迷宮探索が多少捗るくらいです。
なのですれちがい過疎地域に住んでいる方でもヨッチ村の要素をコンプリートすることは可能(実際にコンプリートしました)。

時渡りの迷宮は2Dダンジョンで、送り込んだヨッチ族で道中の魔物を倒しながら(戦闘はより簡素なRPG)、最深部へと進んで行く。
特殊な魔物を倒したり宝箱の中から合言葉を入手するたびに冒険の書の世界に赴き、そこでの異変を解決していくという形です。


迷宮自体は本編の息抜きにはちょうど良い楽しさがありました。
ドラクエ1~10の世界に行けるのも嬉しいし、それぞれの特徴的な場面を特徴的にいじっているのは面白いです。

でも、息抜きに楽しむにしては迷宮がそこそこ長め。
すべてをクリアしてみても、万人にお勧めできるほどの内容でもありませんでした。

そうですね…目安としてはドラクエ1~10の半分以上をプレイしたことのある方には全クリアを目指すのもお勧めできるかな、という程度です。
一応、何故ヨッチ村では冒険の書が傷つけられるような事態が起きたのかなどの謎が解けるまでは進むので、その辺りが気になった方も最後までプレイしてみても良いかもしれません。



ここからは感想。
10点満点で点数を付けるなら10。
(人を選ぶと感じたゲームのうち自分には合わなかったゲームは1、普通に面白くないゲームには0を付けます。面白くない方向にも5段階くらいあるので、実質-5~10点の間で付けた点数だとお考えください。)

どうしても全くのネタバレなしでプレイしてほしいのでシナリオ評価のところではあれくらいしか書けなかったんですけど、本当に良い内容でした!
もちろん前述した通り細かい部分で納得のいかないところは無きにしも非ずで、その他の難も含めて9を付けようかと多少は迷いましたが、それ含めての10です!
ドラクエシリーズの中でも2番目に好きな作品になりました。
(ちなみにぼくの一番は5です。思い出補正、および今作はプレイしたばかりだから印象が強く残っているという点、これらの両者が有利になる部分を抜きにして。)

すれちがい要素が、個人的には楽しめましたが、ドラクエファンを向きすぎているかなと感じられた点がもったいなかったです。
迷宮攻略の方にもっと焦点が当てられていれば、より好みでした。

戦闘は、このシナリオの壮大さを考えれば自分にはしっくりきました。
今作はこれで良かったんじゃないかなと。

総合的に、気になる点は挙げようと思えばちょこちょこと出てきますが、文句は一切ありません。
今年は個人的に好みの作品がたくさんありますが、その中でもトップクラスに入ります。
ドラクエファンにもそうでない人にもプレイしてほしい一作でした。
(でもドラクエファンじゃない人には3DS版にしかない要素はほとんど不必要だと思うので、PS4版の方が良いかもしれませんね。)



松山勝弘(まつやままさひろ)
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