ゲームは脳力・能力をアップさせる至高のエンターテインメント ――― ゲームをすると馬鹿になるなんて言わせない

ゲームには世間が思いもよらない様々なメリットがあります。 おもしろい・たのしい、それだけじゃない。 ゲームが学びや脳力・能力アップの「ためになる」ことを知ってほしい。 さあ、ここからは「ゲームの時間」です。

カテゴリ:PS Vitaソフト プレイ日記 > <PSV>蒼き革命のヴァルキュリア

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過去記事を少しでも簡単に探せるようにするためのまとめ記事です。
カテゴリー別に振り分けています。

※本ブログ内で書いたプレイ日記カテゴリ「<PSV>蒼き革命のヴァルキュリア」のリンクのみとなります。
※すべて時系列です。



-ゲーム評価・感想(1)





-最終章 大罪人(4)











-10章 夜明け(3)









-9章 長い夜(4)











-8章 脆きもの(3)









-7章 暗雲(3)









-6章 大敗のあと(4)











-5章 北上(3)









-4章 夜のとばりに(3)









-3章 消された過去(3)









-2章 死神の歌(3)









-1章 解放戦争(2)







-序章 開戦(3)









-システム関連(7)


















松山勝弘(まつやままさひろ)
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PS Vitaソフト「蒼き革命のヴァルキュリア」をエンディングまでクリアしてみての評価と感想です。
評価はより客観的に、感想はより主観的に。

ヴァルキュリアシリーズは初ですが、
今作は「ヴァルキュリア」の名だけを冠した別作品とのこと。
内容も完結していて、プレイするうえでは何の問題もありませんでした。


まずは評価から。

ジャンルはRPG。
ですが、RPGと言うよりはアクションに近かった。
公式はRPGにアクション要素を…としていますが、
プレイした感じだと明かにアクションにRPGっぽさを、です。

ミッション(戦闘)は、ダッシュや回避、ガードなど、とにかくアクションで動き回る。
行動ゲージが溜まったら、通常攻撃かスキル、銃などで攻撃できます。
通常攻撃も、○ボタンを一回押すだけで連撃してくれますが、ここまでは操作の緩いアクションですね。
△ボタンでスキルや銃などを選ぶときのみ時間が一時停止するので、
RPGのように対象を選んで行動するという形になります。

アクションとして見るには、制限がかかるので爽快感はなし。
RPGと見るには、動き回らないと敵の攻撃を被弾してすぐに倒される。
と言うかそもそも「RPGっぽさ」が全然感じられない。
戦闘システムは、お世辞にも良いとは言えません。
感想のところで後述しますが、主観では、すっごく悪いと言うほどでもありませんでしたが…。


難易度は、ボスと雑魚とで差が激しい。
雑魚ばかりを相手にするミッションだと簡単すぎて面白くない。
ボスが相手だと手応えもあって、戦闘システムに難があっても十分楽しめます。
が、まずはボス戦の数が多くない。
それと、操作を誤ったり事前準備が足りていないと負けるくらい強いボスも顕在するのに、
普段は雑魚ばかりで楽勝なので、ボスを見据えた事前準備がやりにくい。

と言うのは、雑魚相手に対ボス用のスキルなどをセットしておくと、
クリアまでに無駄に時間がかかることにもなります。
なので各ミッションをサクッとクリアできる組み合わせにしたいところなのですが、
そうするとボス戦で痛い目を見る。
極めつけは、そのミッションにボスがいるかどうかが前以ってわからないこと(ある程度の予測はできますが)。
雑魚戦にもボス戦にも対応できる組み合わせにしておくと、
どちらも一発クリアは可能ですが、当然専用の組み合わせと比較すると両方とも時間がかかる。

と、要するに難易度バランスが悪いです。


先に書いた通り、ボス戦は手応えがあって面白いんです。
それは間違いない。
ですが、普段の雑魚戦が楽勝すぎて、ここで飽きる人がいてもおかしくない。
序章しかプレイせずに、プレイをやめたという人や低評価を出す人を多くみますが、その理由がこれです。
もう少し進めれば面白い部分もあったのにとは思いますが、
それ以外が簡単すぎてダメだということですね。
もう1つ、序章までだと「続きを見たい」と思えるほどのシナリオではありません。


ですが、エンディングまでいってみると、シナリオの内容はすごく良かったです。
ヨーロッパの戦争(架空)を、引き起こされた原因や主人公たちの思いを中心に、暗い雰囲気でまじめに取り扱っている。
一部キャラの行動理念に納得できないところがあったりと細かく気になる部分はありましたが、全体の内容は良い。

せっかく内容は良いのに…、進行が面倒です。
そのほとんどがイベントムービーで進行されます。
つまり、会話文など、もう読み終わっていても決定ボタンで次に進めない。
特に興味のない細かい仕草や演出も丸ごと見せられる。
STARTボタンでイベントムービーはスキップできますが、
それをするとシナリオの内容が一切わからなくなる。
元々並程度のボリュームですが、無駄に時間がかかるので「長い」と感じる人の方が多そうです。


(↑画像クリックでAmazonのレビューも確認できます)

他にも進行で面倒な点があります。
ゲーム内での「現代」の人物2人が過去の戦争について話し合っていて、
その回想シーンとしてその戦争時代のキャラを操作しミッションをこなしていく形。
いくらかのミッションやイベントムービーが終わるたびにこの2人の視点に戻ってくる。

これ自体は世界観とも合っていて別に良い。
ですが、2人の視点に戻ったあと話の続きを見るのに、プレイヤー側でカーソル合わせと選択の操作が必要です。
つまり、この一手間が余計。
また、直接イベントからイベントに移ってくれたら一回のロードで良いところを、
一度戻ってくることで、戻ってくるときと次の話を見るときでロードが二回。
ロード時間は短くない(10秒弱)ので、この一手間は本当に余計です。


ここからは感想。
10点満点で点数を付けるなら2。
(人を選ぶと感じたゲームのうち自分には合わなかったゲームは1、普通に面白くないゲームには0を付けます。面白くない方向にも5段階くらいあるので、実質-5~10点の間で付けた点数だとお考えください。)

ボス戦で楽しめたことや、シナリオの内容の良さでプラスの点数にしました。
システムが悪すぎるなら、これらが良くても総合的に「楽しめなかった」となりそうですが、
ぼくはクリア後に「楽しめた部分はそこそこあった」という感想を持ったのでマイナス点にはしませんでした。

戦闘システムも、すっごく悪いと言うほどではないんです。
決して良いとは言えませんが、システムよりもむしろ雑魚戦の楽勝さが問題。
ボスのいるミッション以外にもう少し手応えがあればなあと。


そう言えば、ゲームニュースサイトの取材記事か何かで、
ヴァルキュリアを知らない人にこの作品で興味を持ってもらいたいといった話を読みましたが、
そういう意味では見事にはまってしまったのかな;;
戦場のヴァルキュリアをプレイしてみたい気持ちは起こりました。
でも実際に戦場のヴァルキュリアは評価高いですしね。
機会を設けてプレイしてみます。

が、蒼き革命のヴァルキュリアの2作目3作目となると、
システムまわりがいろいろと改善されなければ、少なくとも発売日購入はあり得ません。
ストーリーが気になればいずれは…かもしれませんが。


こんな人にはおすすめ、を考えるとすればやはり「ストーリーの内容派」の人でしょうか。
ただ、他の要素も総合的に考えると価格が相当安くなってからでしょう。


松山勝弘(まつやままさひろ)
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