ゲームが趣味でたくさんのゲームをプレイしている方で、ネット購入でも実店舗でも、割引キャンペーンと縁のない方はいないでしょう。
発売何周年とかでシリーズタイトルが全割引のセールになったり、クーポン・割引券が配られたり。
近々プレイするつもりでいたゲームが突然割引対象になってくれたりするとものすごく得した気分になりますよね。

ここで気を付けなくてはいけないのは、安いからと何でもかんでも買ってしまうことでしょう。

元々購入予定だったものが安くなったら嬉しいし当然購入する。
他にも、安くなったことで本来なら目も向けなかったタイトルと出会うきっかけとなるなどは、メーカーにとってもプレイヤーにとっても良いことだと思います。
が、興味を持ったわけでもないのに安いからと買ってしまうのは、それがいくら少額でも明らかな無駄遣いです。
(もちろん、どうにかプレイする時間を作れ、プレイしてみると良い意味で裏切られものすごく面白かったなどと結果的に無駄遣いではなくなる場合もありますが。)


こういった、欲しくもないものを買ってしまう形の無駄遣いが起こり得る理由。
れは人が、何かを得たときの嬉しさと比較して、失ったときの痛みの方をより強く感じるためです。

クーポンやセールには大抵期限が定められています。
クーポンを配られたときの「ラッキー」という気持ちより、期限切れになったときの「もったいない」という気持ちの方が強くなる。
「もったいないから期限内に使ってしまいたい」と強く考えるわけですね。
これらの気持ちがプラスマイナス0なら、元通りの状態に戻るだけなので、無理してまでクーポンを使おうなどとは思わないはずです。


ここで、無駄遣いは、セールよりクーポンで多く起こり得ます

セールと違いクーポンの場合、配られた側が一度「自身が所有した」と無意識に捉える。
これにより心理学で言う「保有効果」(自身が所有するものにより高い価値を感じること)がより強く働き、失ったときの痛みが増すためです。
セールであれば大抵の人はそれほど得たとも失ったとも考えません。
実際には「安く購入する機会」を得て失っているわけなので多少は影響しますが。


例えばマイニンテンドーポイントやスクエニメンバーズポイントなども同じです。
マイニンテンドーポイントの方で話すと、まずNintendo Switchソフトなどを購入するとゴールドポイントが付与されます。
このポイントの有効期限切れがもうすぐそこまで近付いていて、もったいないからどうにか使ってしまいたいと考えていませんか(ぼく自身がそう笑)。
ポイントで交換できるものが少ないことに憤る人もいますが、失うときの痛みの強さから生じるものです。
まあその人が、こういうポイントはソフトを購入したときのおまけとして付いてくるものだと考えているか、ソフトの値段はポイント込みの値段だと考えているかなどによっても多少は変わりますが。



何らかの割引キャンペーンが催されたとき、特にクーポンが配られた場合は、元々欲しかった商品かどうかはじっくり考えてみた方が良いでしょう。
全商品が対象の何%引きクーポンなどはそれほど困る事態にはならないでしょうが、対象商品が限られているときには注意が必要です。





松山勝弘(まつやままさひろ)