先ほど、町の住人を作るにもイベント設置をしないといけないと書きました。

ここで単なる住人ならば「メッセージ」を付けるだけで問題なさそうですが。
何らかのアイテムを所有時にのみ発生する特別なイベントを作りたい!など。
特定のイベント発生条件を設定したい場合は「ページ追加」をする必要があります。

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ページ追加は、イベント編集画面の左上。
「1」と数字が出ているところを選ぶと出てきます。

これで2ページ目、3ページ目とページを追加できるのですが。
例えばぼくの場合は。

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単品アイテムだけを売ってくれる人物をセットするとき。
「お店」で作るのは大げさなので写真のようなイベントとして作りました。

ただ、これだと所持金額が0でも「どろ」というアイテムが無限に手に入ってしまいます。
(所持金はマイナスにはならないので、無料で無限に手に入ってしまう。)

ここで、所持金額が0のときはアイテム「どろ」を購入できないようにしたいわけです。


さて、2ページ目以降のページでは。
1ページ目とまったく同じ編集画面の下に「このページになる条件」という項目があります。

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ここをタッチすると。
例えば「あるキャラがパーティにいるかいないか」だったり。
「特定アイテムの有無」「所持金額一定以上、未満」など。
様々な発生条件を設定できます。

ぼくの場合は「所持金額1G未満」でセットすればok。
これで2ページ目のイベント内容に、「メッセージ」で「ふざけるな文無しが!」みたいなセリフを表示されるように設定しておけば。
お金がを1Gも持っていない、0の時はこのセリフのみが表示され。
アイテムの購入ができなくなります。


これはイベント分岐だけでなく、応用すれば完全なる発生条件として使うこともできます。
例えば1ページ目に、グラフィックなし、イベント内容なし、通過判定なしとして。
2ページ目に特定のアイテム所有を発生条件にしておけば。
アイテム入手後にその場所に初めて現れるキャラを作ったりもできますね。

それが「幽霊」とかなら、同じマップにいる時に発生条件を満たせるようにしておけば。
つまりその辺のタンスとかにそのアイテムを忍ばせておけば、「突然」の出現を演出できます。


「タイマー」は、例えば制限時間1分間のイベントで。
イベント開始とともに1ページ目や他のイベントでタイマーを起動させ。
1分経過後にそのイベントを終了させる、といった目的などで発生条件に設定することになりそうですし。

「変数」も、先にどこかのイベントで変数を作っておかないといけませんが。
例えば「名声値」という変数を作れば、名声値が一定以上の時だけ主人公を崇めるセリフをしゃべる住人を作ったり。
他にもゲームの内容次第ではいろいろな変数が役立つかもしれません。
ぼくが制作中のゲームでも変数が一定以上か以下かで分岐する内容をいくつか作るつもりなので。
また具体的な話を別の記事でするかもしれません。

「スイッチ」は、例えば回復アイテムの「薬草」など。
固有のアイテムではなくいくつも入手できるアイテムをこのイベントで入手できる、などのとき。
そのままだと、先ほどのぼくの例のように何度も薬草を入手できるイベントになってしまいますが。
1ページ目で薬草入手後に「スイッチ1」を「オン」にしておいて。
2ページ目に「スイッチ1がオンになっている」を発生条件としておけば。
2度目以降にその人物に話しかけたときは薬草がもらえないといった設定に変更できます。
この場合、他のイベントで「スイッチ1」を使わないようにスイッチの名称を「薬草入手」などに変更しておかないと後でややこしくなるのでご注意ください。
つまり、まったく関係のないイベントで「スイッチ1をオフにする」と設定してしまった場合。
この場所に戻ってきてこの人物に話しかけると、また薬草が手に入ってしまう、といった事態になってしまうので。





松山勝弘(まつやままさひろ)