連合の原理とは。

信頼性や人柄への好感などを、無意識に別の何かに繋げてしまうことを言います。

例えば、良い雰囲気のお店で美味しい食事を一緒にした相手。
この相手に、店や食事に対して感じたような好感を感じること。
これが「連合の原理」です。
ちなみに、この例に関してのみ特別に「ランチョンテクニック」とも呼びます。
テクニックという言葉通り、実際に使う場面のための名称ですね。

ゲームで例えるなら、やはり協力や対戦系のゲームがわかりやすいでしょう。
面白いゲームを誰かと一緒にプレイして。
その相手自身も楽しい人物だと認識してしまうこと。
これが「連合の原理」です。


ここまで読んだ方はある程度お察しの通り。
連合の原理は、意図して利用する分にはなかなか便利です。
仲良くなりたい相手と一緒に何か楽しいことなどをすれば良いだけなので。
もちろん、その人が好まないことにしつこく誘ったりとその他の部分でうまくいかない可能性もありますが;;
とりあえず楽しい・良い雰囲気の場所では極力傍にいるようにする。
基本的にはこれだけです。

少し工夫することも可能。
楽しい人物だと思われたいなら遊園地や喜劇を見に行くなどが考えられますし。
落ち着いた雰囲気だと思われたいなら釣りや植物園などに行くのも良いでしょう。
他にも、教養があると思われたいならとか、目的に合わせた環境を選ぶだけです。


ただし注意すべきは、連合の原理は良い方向のみに働くものではないという点。

例えば、スポーツゲームは大好きだけど格闘ゲームは苦手な人がいたとします。
友達ら複数人と一緒に家でゲームをして遊ぶことになったは良いのですが。
そこでは多数決で格闘ゲームが行われることに。
自分は苦手だからと見る側に回ってもつまらないですし、プレイしてもあまり楽しくない。
こういった場合、この「楽しくない」という負の感情をも、雰囲気のみならず一緒に過ごした相手にも感じてしまう。
連合の原理はこのようにマイナスにも働き得ます。


雰囲気の良い店や美味しい食事を選んだつもりでも。
自身ではなく相手がそう感じないと意味がありません。
それどころか逆効果をもたらす可能性もあります。
連合の原理を使用する場合はこの点に注意しないといけない。

それと、ハメ技を使っている人がいて「あまり良くない」と感じるかもしれません。
このとき、ハメ技を使った本人に対して感じた負の感情を周りにいる他の人たちにも無意識に繋げてしまうかもしれない。
といったように、周囲の別の何かによって妨げられる可能性もあります。
お店なら、たまたま居合わせた他の客の態度が悪かったらそれがマイナスに働き得るということ。


連合の原理は、基本的には簡単で便利に使えるものです。
ですが、より確実性を高めて効果的に使いたいなら相手の趣味嗜好などをよく知っている必要があります。
また、時には運要素を極力排除する努力もしないといけませんね。
例えば、上記のように態度の悪い不逞の輩があまり来なさそうな場所や店を選ぶなど。

とは言え、マイナスに働いた分を取り戻すことも可能です。
先のゲームの例なら、友達らで集まったとき格闘ではなくスポーツゲームをやる回数の方が圧倒的に多ければ何の問題もありません。
マイナスよりプラスに働く回数の方が多いわけですから。

当然、デートにせよ友達作りなどにせよ、たったの2~3時間や一日でそうそう簡単に仲良くなれるものではありません。
連合の原理を使うには、数をこなしてこそ意味のあるものだということですね。
そう考えると、一度や二度マイナスに働いたからと、そうがっかりするものでもないことがわかります。


連合の原理は日常で少し意識するだけでも簡単に使えるものなので。
仲良くなりたい相手がいれば、日ごろから手軽に試してみてください。





松山勝弘(まつやままさひろ)