3DSソフト「テラリア」を、3分の1~半分程度(おそらく)の要素をプレイしてみての感想です。
評価はより客観的に、感想はより主観的に。

過去に出されたその他ハードにおけるテラリアは未プレイです。

まずは評価。
システム自体は、マインクラフトやドラクエビルダーズの2D版と考えるのがわかりやすいかと。
魔物を倒したり、オノで木を伐採したり、ツルハシで土や鉱石を掘ったり。
そうやって集めた素材を使って新たなアイテムを作ったり。
アイテムは、建物を作るためのもの(飾りつけ含む)、探索に使える便利なもの、魔物と戦うための武器・防具など。
世界中を探索しつくすもよし。
全ボスを狩りつくすもよし。
作りたい建物や施設を作りたいだけ作り続けるよし。
そのすべてを楽しむもよし。
そんなゲームです。

2Dの建物づくりは3DSのタッチパネルとの相性が抜群に良い。
タッチペン操作のおかげで、建物づくりは短時間かつ正確に行えます。


シナリオは一切なしでチュートリアルも超基本だけ。
ほとんど放置です。
その簡単なチュートリアルを終えたら後は自分で勝手に何でもできる。
この点は自由と言うよりは親切さが足りないと言えます。
最終的には自由に好きなように楽しむゲームですが。
何を、どうやって、どこまで等のいろいろ説明が足りなくて困りました。
特にアイテム説明はわかりにくい。
実際に使ってみてもよくわからないものまであります。
話しかけるといろいろ教えてくれる案内役のキャラがいたり、ロード中はお役立ち情報を流したりはしていますが。
それでも全然足りません。


世界観は問題ないかと。
ゾンビやめだまなどの魔物、ウサギやリスなどただの動物(魔物じゃないので無視しても良いが倒すこともできる)。
ゾンビなどの登場で暗い面を演出できているので魔物狩りや全ボス狩りを楽しむことも普通にできますし。
魔物以外にも動物や昆虫などが飛び回っていてある程度明るいほのぼのとした日常も見える。
家を建てその中で生活するといったほのぼのライフが見えるおかげで、暗い系の魔物たちの登場が建物作りばかりを楽しもうという人の邪魔にならない。
…実際には夜になると襲われるので邪魔ですが、ここでは心情的な話なので。


(↑画像クリックでAmazonのレビューも確認できます)

家を建てれば住人を増やせます。
「空き家を建てる」以外に、その人物によって違う加入条件を達成しないといけません。
お金を一定以上溜めないといけないとか、ライフの最大値を上げないといけないとか。
加入条件も全然わからないのですが、これに関しては問題はないかと考えています。
このゲームに限ってではありませんが、どうすれば仲間になるかなと考えたりいろいろ試すのはゲームの楽しみの一つなので。
それを楽しいと考える人と苦痛と考える人の違いくらいです。


自由度が高くそこが楽しいゲームですが。
全体的に放置がすぎる側面があるのが若干傷かなと。
マイクラやビルダーズの要素を3Dではなく2Dで遊びたいなら十分に楽しめるでしょう。



ここからは感想。
10点満点で点数を付けるなら3。
(人を選ぶと感じたゲームのうち自分には合わなかったゲームは1、普通に面白くないゲームには0を付けます。面白くない方向にも5段階くらいあるので、実質-5~10点の間で付けた点数だとお考えください。)

やはり放置されすぎるのが気に食わなかったです。
すべてのことを試行錯誤しながら理解するのが億劫で;;

あとは個人的に、建物づくりは2Dより3Dの方が好きかなと。
なのでドラクエビルダーズの方が楽しめました。
ただ、2Dだからと言って建物づくりが面白くないわけではないですし。
他にも、それぞれ特徴の違うボスたちと戦うのは好きでした。

自分でやり方などをいろいろ模索するのが好き、もしくは億劫じゃない方で。
「建物づくりは3Dより2Dだ!」「2Dの建物づくりもやってみたい」という方はプレイしてみてください。
そうじゃなくてもコツコツ作業が好きな方とかはハマりそうです。

テラリア
スパイク・チュンソフト
2016-04-21

松山勝弘(まつやままさひろ)