3DSソフト「暗殺教室 アサシン育成計画!!」のストーリーモードをクリアし終えての評価と感想です。
評価はより客観的に、感想はより主観的に。

まずは評価。
シナリオは、終盤以外はほとんど原作に沿っています。
終盤の違いは、ゲーム開発期間中に原作が終わっていなかったからでしょう。
この部分は仕方ないとして。
漫画を読みだしたのは終盤からなので細かい部分は知りませんが。
アニメと比較した場合、流れは忠実になっています。
原作好きなら普通に楽しめるかと。


まず主人公を作って(容姿のカスタマイズや成長タイプの選択)。
毎月、その月の訓練カリキュラムを決める。
1月あたり4週間で、1週間に6日は訓練と1日は休み。
月に1~2回定期的にミッションがある。
それ以外にもシナリオに沿ってイベントミッションやテストミッションが発生。
訓練で能力上昇、ミッションの結果で能力が上昇。

シナリオとミッションを楽しみながら、1年間かけてアサシン(主人公)を育て上げます。
ストーリーモードを1回クリアすれば、「ミッションモード」が解禁され。
ストーリーモードにて育成したアサシンをミッションモードで使用できる。
難しいミッションも多彩。
ストーリーモードのミッションは難易度が低いものばかりだったため。
物足りなさを感じた方はミッションモードがメインになるかと。
基本的にはミッションモードがやり込み要素になります。

クラスメイトとの友情値を上げればそのキャラとの特殊イベントも発生するので。
好きなキャラの友情値を積極的に上げて特殊イベントを楽しむこともできる。
「全キャラの特殊イベントを見る」のがもう1つのやり込み要素ですね。


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ミッションシステムですが。
アクションシューティングゲーム(ナイフもありますが一応シューティング寄り)です。
主人公操作のときと、殺せんせー操作のときがあります。
殺せんせー操作のときは、お手入れ(攻撃)して暗殺者たちの体力を0にするミッションのみ。

主人公操作のときは…。
・殺せんせーの体力を0にする
・弾薬箱やターゲットパネルなどを指定個数破壊する
・フィーバータイムを指定回数発動する
・チーム対抗戦で、制限時間内に敵チームより多く風船を壊す

ストーリーモードのミッションは緩いミッションばかり。
スコアによって評価が出るのですが、2周目には最高評価のS以外出ないのではないかと。

ただ、テストミッションだけは別です。
テストミッションは主人公操作。
制限時間いっぱい、主人公の体力が0になる、全ての問スター(敵)の体力を0にする。
このいずれかで終了し、その間に問スターたちの体力をどれだけ削れたかで試験点数が付きます。
このテストミッションが難易度1~1.5でも相当難しい。
ストーリーモードの中で最も楽しめる部分ではないかと。
1~2学期は中間テストと期末テストが1回ずつ、3学期は「受験」の名目で1回だけテストミッションがありました。

まあストーリーモード終了後にミッションモードでより難しいミッションにも挑戦できるので。
物足りなければミッションモードをやり込めば良いでしょう。



ここからは感想。
10点満点で点数を付けるなら2。
(人を選ぶと感じたゲームのうち自分には合わなかったゲームは1、普通に面白くないゲームには0を付けます。面白くない方向にも5段階くらいあるので、実質-5~10点の間で付けた点数だとお考えください。)

友情値の高いキャラとの間に起きる特殊イベント。
特に際立ったものは、ストーリーモード中の1年間に2回あるのですが。
季節イベントなどで後1~2回は出してほしかったかなぁと;;

漫画やアニメのキャラと自分自身が絡んでいるような疑似体験ができる機会ってそうないと思うんですよ。
好きな漫画やアニメなら好きなキャラは必ず1~2人はいますよね。
好きなキャラと絡めるのはドキュンポイントなので。
せっかくのキャラゲーならそこをもう少し出してくれたら嬉しかったのになぁ…と笑

ストーリーモードのテストミッションか。
ミッションモードに移行すれば、手ごたえが欲しい人にも難易度の方は問題ないので。
あくまでもキャラゲーだということを忘れなければ十分すぎるくらい面白いです。
キャラゲーという点を考慮しないなら、「まあまあ面白い」という表現が当てはまるかと。
アクションシューティングとしてのガチを求める方には向いていません…笑

暗殺教室 アサシン育成計画! !
バンダイナムコエンターテインメント
2016-03-24

松山勝弘(まつやままさひろ)