ペーシング」とは。

相手の話す速さに自分の話す速さを合わせることです。

相手が早口ならこちらも早口にし、ゆっくりしゃべるタイプならこちらもしゃべる速さを遅くする。
しゃべりのペースを相手に合わせるから「ペーシング」と言います。


「ペーシング」で話す速さを相手に合わせるとどうなるか。

ペーシングは相手にとって居心地の良いペースを作ることができる術。すなわち相手が気持ちよく話せるようになります


みなさんにもゲームのキャラに好き嫌いがありますよね。
敵か味方か、見た目、性格や口癖など様々な要素で好き嫌いが決まります。
ボイス付きなら声やペースもわかりますよね。

ぼくは普段そこそこ早口な方です。
そのためか、話すペースの遅いキャラをあまり好きになりません。
好きになったキャラでもしゃべるのが遅いとよく「早くしゃべってくれ!」と思ってしまいます。
下手すると音量を消してテキストだけ読んでさっさと会話を進めたり。

現実でも同じです。
話すのが遅い人を好きになることはほとんどありません(同性なら友人として、異性なら恋愛感情として)。
人として嫌いかは性格次第、生理的に受け付けるかは見た目次第など、「嫌い」と判断するには話すペースは関係ありませんが。
「好き」を判断するのには大いに関わってきます。


これは何もぼくだけの話ではありませんよ。
みなさんの周りでも話すのが早い人は早い人同士、遅い人は遅い人同士一緒にいることが多くありませんか。
自分と似たペースで話す人の方が話すときに居心地が良いからです。



話すペースは相手に対する好き嫌いのうち特に「好き」に強く関わっています。
つまり、関係を築きたい相手がいれば「ペーシング」を使ってその人の話す速さに自分の話す速さを合わせることは有効的だということです。

これが「ペーシング」の有効利用1つ目です。


もう1つは「その人の話をもっと聞き出したいとき」に使えます。

「ペーシング」で相手にとって居心地の良いペースを演出することはその人が気持ちよく話せるようになるということ。つまり、もっと話したくなるということです。
こっちは主にビジネスシーンで使うことが多いでしょう。

商品力向上のために客の悩みや感想を聞き出したいとき。
コンサルティングのためにクライアントの情報を多く引き出したいとき。
自身の成長のために後は尊敬する人や偉い人の話をたくさん聞きたいときなど。

そんなときに「ペーシング」を利用できます。


コミュニケーションのことを考えるときは「ペーシング」という手法について知っていて損はありません。
みなさんもチャンスを見ながら使ってみてください。





松山勝弘(まつやままさひろ)