フレーミング効果」とは。

意思決定において、質問や問題の提示のされ方によって選択・選考の結果が異なることがあることを言います。


スーパーでお肉を買うとき。

「10%脂肪」と書かれた肉
「90%赤身」と書かれた肉

この二つでは後者の方が選ばれやすい、これが「フレーミング効果」です。


レストランの店舗前のショーウィンドウではハンバーグが食べたかったのに中でメニューを見たあとエビフライを頼んでしまった。
これなども典型的な「フレーミング効果」ですね。



カードゲームをしていて。
シナリオの途中、二種類のカードのうち片方をプレゼントしてくれるイベントがありました。

二つのカードの詳細を見ることができます。
詳細を見ながらAのカードの方が便利だと考え、こちらをもらおうと決めました。

が、ここでカードをくれると言ってきたキャラが各カードの使い方や使える場面の説明を入れてきます。
説明の最後に「Aは使い勝手が良いビギナー向けのカード、Bは接線で状況判断ができる上級者向けのカード」だと付け足しました。

すると、AよりBを選ぶ人が増えるんです。


たとえ初心者であっても「上級者向け」と言われるとそちらが欲しくなります(人間の承認欲求ですね)。

カードの詳細を見て選ぶだけならAを選んでいたはずなのに。
そこにキャラの説明が加わる、すなわり「問題の提示のされ方が変わる」ことによりBを選んでしまった。

これも「フレーミング効果」です。



ここでさらに問題の提示を変えてみます。

カードには「レア度」が存在していました。
そのレア度をよく確認してみると、若干ではありますがBよりもAの方がレア度が高かった。

この場合、Bの方が上級者向けだと言われてもAを選ぶ人が格段と増えます(希少性が好きな人間心理)。


またまた選ぶカードが逆転してしまいましたね。

「カードの持つ強さや能力は変わっていないのに」です。



これは優柔不断や一貫性のない人に思われてしまいかねません。
いえ、「人からそう思われる」だけならまだしも、「自身が本来やりたかったこと」と違う選択をすることで後悔や崩壊を生むことだってあります。

「フレーミング効果」に左右されないようにするには「自身が本来どうありたかったのか」を忘れないようにすることです。


先の例では。

カードを集めたいコレクタータイプならレア度で選んでも良いでしょう。
そうでない場合は「カードバトルで勝ち続けたい」というのが本分になりますよね。

そこで自分が初心者なのか上級者なのか(Bのカードでも普通に扱えるレベルなのか)。
さらに現在所有しているカードやデッキの内容を確認し、足りていなかったり補強したい要素は何なのか。

この部分をしっかりと理解していることで、本来の目的である「勝利」に近付くことができます。



日常には「同じことでも全く違う見え方をしているもの・こと」がたくさんあります。

普段から本質や本分をきっちり見定めるようにしましょう。





松山勝弘(まつやままさひろ)