「ゲーム中毒」という言葉があります。
あるいはゲーム依存症とも言いますが、ゲームから抜け出せず社会生活に支障をきたしているような人を指して使われる言葉ですね。

しかしこのゲーム中毒。
実は一般に言われるゲーム中毒は中毒じゃないんです。
何を言っているのかまだよくわかりませんよね。



一般に言われるゲーム中毒の人は、ただ単に「ゲームが好きで」「ゲームにハマっていて」「ゲームばっかりしている」人のことです。
これって病気ですか?という話なんですよ。

ゲームをしない人にも好きなことくらいありますよね。
毎日クラシックばっかり聞いている人は病気ですか?
一日に20冊の読書をする人は?
違いますよね。

でも、一般的にはハマる対象がゲームであるだけで「中毒」などという言葉が使われています。
こういう現状ですので、一般に言われるゲーム中毒の90%以上は中毒なんかではないんです。
そもそも中毒は煙草やアルコール、薬物など化学物質関連がほとんどですから。

ちなみに一般に言われるゲーム中毒のほとんどが中毒ではないというのは専門家の間でもよく言われる話ですが、90%以上という数字は少々曖昧かもしれません。
ぼくが様々に調べたうちでは研究や実験の結果という感じでもなかったですし、もしこれが根拠のある数字だとすれば、来院した患者のうち本当にゲーム中毒だった人の割合を計算したのでしょう。



そう。
一般に言われるゲーム中毒のほとんどは中毒ではない、という事実は踏まえますが、実際に中毒の人もいることはいるんです。
今更ですが、中毒中毒と言っていると何か悪い言葉を使っているみたいなので「依存症」と置き換えますね。
(ゲームの場合に限り依存症より中毒という言葉が横行しているのであえてそちらを使っていましたが…)


さてこの人たちについてですが。
もしゲームがない世界でもゲーム以外の何らかの依存症にかかっている可能性が高いんです。

中毒、依存症というのは、簡単に言えば何らかの行為を繰り返し行い、またその行為(刺激)がないと精神的・身体的な苦痛や不快を感じることです。
苦痛や不快のレベルが一般より高いため、せざるを得なくなるんですね。
化学反応系以外では、精神的に不安定な方や不安定にならざる得ない環境において生活している方が依存症になります。
つまり、「ゲームがあるから依存症になる」のではなく、「依存症になり得る気質があるから依存症になる」わけです。

ギャンブル、買い物、ネット、他にも家族依存やストーカー行為もこの一種と言えます。

自分や周りに依存症の危険があると感じたなら、「ゲームが悪だ」などと言っているすきに専門家に見せている方が利口でしょう。



というわけで、「中毒性」はゲームのデメリットとは言えません。
今後ももし考え付けば、ゲームのデメリットだと言われているが実はデメリットではないことに関しても記事にしていきます。

もちろん本来のゲームのデメリットに関してもきちんと言及します。
すでに「睡眠不足」や「視力低下」についてはその対応策とともに記事にしていますので、興味のある方はご覧ください。





松山勝弘(まつやままさひろ)