カラーバス効果」とは。

何でも良いから一つの色を決める。例えば「赤」とする。決めた色を強く意識する
すると、普段通いなれている道でもその色のものばかりが目に付く。
「こんなところにポストなんかあったけ?」
「この店の看板って赤かったんだ」
などといった具合に。
毎日通る道でも、存在すら知らなかったものがたくさん見つかることもしばしば。

このように、今意識していることがよく目に付くことを「カラーバス効果」と言います。
別に色である必要はありません。



少し意識したくらいで本当にそんなに違うものなのかという疑問が生じたかもしれません。
これをゲームで考えてみましょう。

次の町に進むために洞窟を通っていたとします。
すると急に行き止まりに直面します。
でも今この洞窟を抜けないとシナリオが先に進まない。
ここで初めて洞窟を抜けるための策を探し始めます。
隠し通路はないか。
隠し通路探しに没頭します。
つい先ほど通ったばかりの道で見つけました。
先に進みます。
また行き止まりました。
隠し通路を探したら見つかりました。
同じ洞窟内に二つも隠し通路があったんです。
まだあるのではないかと疑いながら先に進みます。
今度は行き止まる前に隠し通路を発見しました。
やはりか。

どうでしょう。
似たような経験はありませんか?
いつも洞窟内で隠し通路などを探しながら進む人はいませんよね。
「この洞窟は特別なやり方でないと抜けられない」などの前情報がなければ、何も意識せずに洞窟内を進んでいくことでしょう。
意識していなかったからそこに怪しい壁があっても気づかない。
行き止まりによって初めて隠し通路を意識した。
だから今度は同じ道でも隠し通路を発見できた。
三度目は最初から隠し通路を意識していたからすんなり見つけられた。


隠し通路じゃなくても似た経験はあると思います。

落とし穴に落ちると下の階層に進めたりしないか。
爆弾や透けるアイテムなどで壁を通り抜けられないか。
ある決まったルートを通らない限り無限ループになる洞窟なのではないか。など。



「カラーバス効果」は逆に言うと、「意識していないことは目に付きにくい」ということ。

ぼくはゲームをしているとき、そこでしか発生しないイベントがあるのではないかと意識を集中させています。
「カラーバス効果」の利用ですね。
ただイベントにばかり意識が集中しているせいで、そこでしか手に入らない貴重なアイテムなどはよく見落としてしまいます。


「カラーバス効果」を有効利用しようとしたとき、自分の中で優先順位がどうなっているかが鍵となりそうですね。





松山勝弘(まつやままさひろ)